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四国八十八ヶ所めぐり(お遍路)

四国八十八ヶ所めぐり(お遍路)

SO88 個地點

四国を一周し、弘法大師(空海)ゆかりの88の霊場を巡る「お遍路」。徳島(発心の道場・1〜23番)、高知(修行の道場・24〜39番)、愛媛(菩提の道場・40〜65番)、香川(涅槃の道場・66〜88番)の4県をめぐり、全長およそ1,200km。1番霊山寺から始め88番大窪寺で結願するのが一般的ですが、順打ち・逆打ち・区切り打ちなど巡り方は自由です。各札所で本尊と弘法大師を参拝し、納経(御朱印)をいただけます。焼山寺・太龍寺・横峰寺などは山道の難所「遍路ころがし」として知られます。地図とチェックインで88札所の巡拝を記録できます。納経の作法・受付時間は各寺・霊場会で要確認。

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① 阿波・発心の道場(徳島)

霊山寺 [1番札所]

日本、〒779-0230 徳島県鳴門市大麻町板東塚鼻126

阿波(発心の道場)の最初、巡拝の出発点となる発願の寺。本尊は釈迦如来で、奈良時代に聖武天皇の勅願で創建されたと伝わり、後に弘法大師ゆかりの霊場とされる。本堂・大師堂を参拝し、ここで遍路用品をそろえて旅立つ人も多い。平地の寺で参拝しやすく、JR板東駅から徒歩圏、高速鳴門ICからも近い。納経(御朱印)は当所で授与。作法・受付時間は公式要確認。

極楽寺 二番札所

日本、〒779-0225 徳島県鳴門市大麻町桧ダンノ上12

鳴門市にある阿波2番。本尊は阿弥陀如来で、像が放つ光が鳴門まで届いたという伝承から日照山と号すと伝わる。安産祈願の寺としても知られる。境内には弘法大師お手植えと伝わる「長命杉」(鳴門市天然記念物)があり、健康・長寿を願う参拝者が触れていく。1番霊山寺から約1kmと近く、歩き出しの2寺目。本堂・大師堂を参拝。納経(御朱印)は当所で授与。作法・受付時間は公式要確認。

金泉寺

日本、〒779-0102 徳島県板野郡板野町川端金泉寺東66

板野町の阿波3番。本尊は釈迦如来で、開基は行基と伝わる。弘法大師が掘ったと伝わる「黄金の井戸」が寺名(金泉寺)の由来とされ、井戸をのぞき影が映れば長寿という言い伝えがある。境内には源平合戦の折に弁慶が持ち上げたと伝わる力石も残る。平地の寺でアクセスしやすく、本堂・大師堂を参拝。納経(御朱印)は当所で授与。作法・受付時間は公式要確認。

大日寺

日本、〒779-0113 徳島県板野郡板野町黒谷居内28番地

板野町の山あいにある阿波4番。本尊は大日如来で、八十八ヶ所で大日如来を本尊とする数少ない寺のひとつ。本堂と大師堂を結ぶ回廊には、江戸期に大坂の信者が寄進したと伝わる西国三十三所の観音像が並ぶ。同名の13番大日寺(徳島市・本尊は十一面観音)とは別の寺。山号は黒巖山。本堂・大師堂を参拝。納経(御朱印)は当所で授与。作法・受付時間は公式要確認。

地蔵寺

日本、〒779-0114 徳島県板野郡板野町羅漢林東5

板野町の阿波5番。本尊は地蔵菩薩(延命地蔵)で、胎内に勝軍地蔵を納めると伝わる。境内奥の院・羅漢堂には、かつて五百体あったとされる羅漢像が並び、火災で多くを失った今も多彩な表情の像が拝観できる五百羅漢で名高い。山号は無尽山。平地の寺で参拝しやすい。本堂・大師堂を参拝。納経(御朱印)は当所で授与。作法・受付時間は公式要確認。

6番札所 安楽寺

日本、〒771-1311 徳島県板野郡上板町引野寺ノ西北8

上板町の阿波6番。本尊は薬師如来。境内に温泉が湧き、温泉山と号する。八十八ヶ所で最初の宿坊として知られ、薬湯につかって旅の疲れを癒せる札所として人気。弘法大師ゆかりの創建を伝えるが、戦国期の兵火で焼失し近世に現在地で再建された。山号は温泉山、院号は瑠璃光院。本堂・大師堂を参拝。納経(御朱印)は当所で授与。宿泊・入浴の料金や時間は公式要確認。

十楽寺

日本、〒771-1509 徳島県阿波市土成町高尾法教田58

阿波市の阿波7番。本尊は阿弥陀如来。本堂前の「治眼疾目救歳地蔵尊」は古くから眼病に霊験があるとされ、目の悩みを抱える参拝者が多く訪れる。山号は光明山、院号は蓮華院。境内には朱塗りの中門もあり、宿坊を備える。平地に近く参拝しやすい。本堂・大師堂を参拝。納経(御朱印)は当所で授与。宿坊の利用や受付時間は公式要確認。

第8番札所 熊谷寺 四国霊場

日本、〒771-1506 徳島県阿波市土成町土成前田185

阿波市の阿波8番。本尊は千手観音。江戸期の元禄年間に建てられた壮大な仁王門は徳島県の文化財に指定され、高さ12mを超える八十八ヶ所有数の楼門。境内には多宝塔も建ち、伽藍の見ごたえで知られる。山号は普明山、院号は真光院。緑に囲まれた山すその寺。本堂・大師堂を参拝。納経(御朱印)は当所で授与。作法・受付時間は公式要確認。

第9番札所 法輪寺

日本、〒771-1506 徳島県阿波市土成町土成田中198−2

阿波市の阿波9番。本尊は涅槃釈迦如来(釈迦の入滅の姿を表す涅槃像)で、八十八ヶ所で本尊が涅槃釈迦如来なのはこの寺のみ。秘仏とされ年に一度開帳される。足腰の健康にご利益があるとされ、健脚を願って草鞋が奉納される。山号は正覚山、院号は菩提院。平地の寺で参拝しやすい。本堂・大師堂を参拝。納経(御朱印)は当所で授与。作法・受付・開帳日は公式要確認。

切幡寺

日本、〒771-1623 徳島県阿波市市場町切幡観音129

阿波市の阿波10番。本尊は千手観音。機織りの娘が大師に布を施し成仏したという「はたきり観音」伝説で知られる。山門から本堂へは333段の石段が続く参拝の難所。山上には豊臣秀頼が大坂に建立し後に移築されたと伝わる大塔(重要文化財)が建ち、吉野川を望む眺望が広がる。山号は得度山。本堂・大師堂を参拝。納経(御朱印)は当所で授与。作法・受付時間は公式要確認。

藤井寺

日本、〒776-0033 徳島県吉野川市鴨島町飯尾1525

吉野川市の阿波11番。本尊は薬師如来で、厄除けの薬師として信仰される。弘法大師が五色の藤を植えたとの伝承が寺名(藤井寺)の由来とされ、春には藤の花が見ごろを迎える。山号は金剛山。ここから12番焼山寺へは約13kmの険しい山道「遍路ころがし」が始まり、歩き遍路最初の難所への登り口となる。本堂・大師堂を参拝。納経(御朱印)は当所で授与。作法・受付時間は公式要確認。

焼山寺

日本、〒771-3421 徳島県名西郡神山町下分地中318

神山町の山中、標高約700mに位置する阿波12番。本尊は虚空蔵菩薩。11番藤井寺からの急峻な山道を越えて至る八十八ヶ所屈指の難所で、「一に焼山、二にお鶴、三に太龍」と称される遍路ころがしの代表格。山号は摩盧山、院号は正寿院。深山の杉木立に包まれた荘厳な霊場。徒歩は長時間を要し、車でも山道のアクセス。本堂・大師堂を参拝。納経(御朱印)は当所で授与。作法・受付時間は公式要確認。

第十三番札所 大日寺

日本、〒779-3132 徳島県徳島市一宮町西丁263

徳島市一宮の阿波13番。本尊は十一面観音で、明治の神仏分離で阿波一宮神社から遷されたと伝わる。境内入口の「しあわせ観音」は合掌した手の中に小さな観音を納めた像で、幸せを願う参拝者が手を合わせる。同名の4番大日寺(板野町・本尊は大日如来)とは別の寺。山号は大栗山、院号は花蔵院。本堂・大師堂を参拝。納経(御朱印)は当所で授与。作法・受付時間は公式要確認。

常樂寺

日本、〒779-3128 徳島県徳島市国府町延命606

徳島市の阿波14番。本尊は弥勒菩薩で、八十八ヶ所で本尊が弥勒菩薩なのはこの寺のみ。境内は岩盤が露出した独特の「流水岩の庭」で知られ、自然石が波打つように広がる景観が見どころ。本堂脇には大きなアララギ(イチイ)の老木「アララギ大師」があり、健康祈願の信仰を集める。山号は盛寿山、院号は延命院。本堂・大師堂を参拝。納経(御朱印)は当所で授与。作法・受付時間は公式要確認。

阿波国分寺

日本、〒779-3126 徳島県徳島市国府町矢野718−1

徳島市国府町の阿波15番。本尊は薬師如来。奈良時代に聖武天皇の勅願で全国に建てられた国分寺のひとつ阿波国分寺を起源とし、開基は行基と伝わる。八十八ヶ所では珍しく曹洞宗の寺院。境内には桃山期の作と伝わる池泉観賞式の「阿波国分寺庭園」があり、国の名勝に指定。山号は薬王山、院号は金色院。本堂・大師堂を参拝。納経(御朱印)は当所で授与。庭園拝観料・受付時間は公式要確認。

第十六番札所 観音寺

日本、〒779-3123 徳島県徳島市国府町観音寺49−2

阿波・発心の道場、徳島市国府町の住宅街に建つ高野山真言宗の小さな札所。本尊は千手観世音菩薩。寺伝では聖武天皇の勅願で行基が開創し、後に弘法大師が本尊を刻んで現在の寺号を定めたと伝わる。天正の兵火で荒廃し、江戸期に蜂須賀家の支援で再興。同名の第69番観音寺(香川)とは別寺。納経はこの札所で授与され、作法・受付時間は公式の最新案内で確認を。JR徳島駅からバス利用が便利。

井戸寺

日本、〒779-3118 徳島県徳島市国府町井戸北屋敷80−1

徳島市国府町、真言宗善通寺派の札所。本尊は七仏薬師如来で、八十八ヶ所で七仏の薬師を本尊とするのはここだけと伝わる。弘法大師が杖で一夜のうちに掘ったとされる『面影の井戸』が名の由来で、覗いて自分の姿が映れば無病息災という言い伝えがある。十一面観音像など寺宝も伝わる。納経はこの札所で授与、作法・時間は公式案内で要確認。JR府中駅から徒歩圏。発心の道場。

恩山寺

日本、〒773-0008 徳島県小松島市田野町恩山寺谷40

小松島市田野町、高野山真言宗の札所。本尊は薬師如来。寺伝では聖武天皇の勅願で行基が開創したとされ、もとは女人禁制の道場だったが、弘法大師が修法して禁制を解き、訪ねてきた母・玉依御前を迎えて孝養を尽くしたと伝わる。境内には母の遺髪を納めたとされる御母公堂があり、母ゆかりの寺として知られる。納経はこの札所で授与、時間は公式要確認。発心の道場。小松島湾を望む山すそに位置する。

四国八十八ヶ所霊場 第19番札所 立江寺

日本、〒773-0017 徳島県小松島市立江町若松13

小松島市立江町、高野山真言宗の札所。本尊は延命地蔵菩薩。寺伝では行基の開基と伝わる。四国八十八ヶ所の『総関所(関所寺)』とされ、悪心ある者は先へ進めないという信仰がある。大師堂のそばには『お京』の伝説にちなむ黒髪堂が建つ。『立江のお地蔵さん』として地元に親しまれる古刹。納経はこの札所で授与、作法・時間は公式案内で要確認。JR立江駅から徒歩圏でアクセスしやすい。発心の道場。

鶴林寺

日本、〒771-4303 徳島県勝浦郡勝浦町生名鷲ケ尾14

勝浦町、標高約570mの山上に建つ高野山真言宗の札所で、阿波の難所のひとつ『遍路ころがし』として知られる(一に焼山、二にお鶴、三に太龍)。本尊は地蔵菩薩。雌雄2羽の白鶴が金の地蔵像を守っていたという縁起が寺名の由来と伝わる。本堂前には鶴の像が立ち、東側に三重塔がそびえる。発心の道場。納経はこの札所で授与、作法・時間は公式要確認。徒歩遍路は急な山道、車道も狭隘で運転に注意。

太龍寺

日本、〒771-5173 徳島県阿南市加茂町竜山 龍山2

阿南市加茂町、標高約600mの山上に建つ高野山真言宗の大寺で『西の高野』と称される。本尊は虚空蔵菩薩。青年期の空海が奥の院・舎心ヶ嶽で虚空蔵求聞持法を修したと自著『三教指帰』に記される聖地。鶴林寺と並ぶ遍路ころがしの難所だが、現在はロープウェイでも参拝できる。大師堂の背後に御廟を構える。発心の道場。納経はこの札所で授与、作法・時間は公式要確認。車道は急勾配のため注意。

平等寺

日本、〒779-1510 徳島県阿南市新野町秋山177

阿南市新野町、高野山真言宗の札所。本尊は薬師如来。寺伝では弘法大師の開基とされ、修行の水を求めて掘ると乳白色の水が湧き出たという『白水』が山号の由来。その霊水は今も『弘法の霊水』として湧き、本堂へは厄坂(石段)を上る。万病に効くと伝わる井戸の水でも知られる。発心の道場。納経はこの札所で授与、作法・時間は公式要確認。JR新野駅から徒歩圏でアクセスしやすい。

四国霊場第二十三番札所 薬王寺

日本、〒779-2305 徳島県海部郡美波町奥河内寺前285−1

美波町日和佐、高野山真言宗の別格本山で、徳島最後の札所。本尊は厄除薬師如来。寺伝では行基の開創、弘法大師が42歳の厄除けを祈願して薬師像を刻んだと伝わり、厄除けの寺として全国的に有名。女厄坂33段・男厄坂42段・還暦厄坂61段の石段を上って参拝し、丘上には瑜祇塔がそびえる。発心の道場。納経はこの札所で授与、作法・時間は公式要確認。JR日和佐駅から徒歩約10分。

② 土佐・修行の道場(高知)

四国八十八か所 24番札所 最御崎寺

日本、〒781-7101 高知県室戸市室戸岬町4058−1

土佐・修行の道場の最初の札所で、室戸岬の高台に建つ真言宗豊山派の寺。本尊は虚空蔵菩薩(秘仏)。青年期の空海が岬近くの御厨人窟で虚空蔵求聞持法を修したと伝わる聖地で、海を望むこの地に唐から帰朝後に堂を建てたとされる。第26番金剛頂寺(西寺)に対し『東寺(ひがしでら)』と呼ばれる。石造如意輪観音半跏像など国指定重要文化財の仏像を蔵する。納経はこの札所で授与、時間は公式要確認。

四国八十八箇所25番津照寺

日本、〒781-7102 高知県室戸市室津2652−イ

室戸市室津、真言宗豊山派の札所で、地元では『津寺(つでら)』と呼ばれる。本尊は楫取延命地蔵菩薩。寺伝では大同2年(807)弘法大師が海上安全と大漁を願って開創したと伝わる。山内一豊が室戸沖で遭難しかけた際、僧形の地蔵が現れて楫を取り救ったという伝説から『楫取地蔵』と称され、今も漁業者の信仰を集める。修行の道場。本堂へは石段を上る。納経はこの札所で授与、時間は公式要確認。室戸岬周辺。

四国八十八か所 第26番 金剛頂寺

日本、〒781-7108 高知県室戸市元乙523

室戸市、行当岬を見下ろす高台に建つ真言宗豊山派の札所。第24番最御崎寺(東寺)に対し『西寺』と呼ばれる。本尊は薬師如来。寺伝では大同2年(807)平城天皇の勅願により弘法大師が開創したと伝わる。大師堂横には、大師が炊いた米が万倍に増えたという伝説の『一粒万倍の釜』がある。修行の道場。納経はこの札所で授与、作法・時間は公式要確認。境内まで車道が通じるが、徒歩遍路は登りの参道を上る。

神峯寺

日本、〒781-6422 高知県安芸郡安田町唐浜2594

安田町、標高約570mの神峯山中腹に建つ真言宗豊山派の札所で、土佐の難所として知られる。本尊は十一面観世音菩薩。寺伝では行基が本尊を刻んで開創し、後に弘法大師が堂宇を整えたと伝わる。隣接する神峯神社はかつての神仏習合の名残。山門前の急坂は『真っ縦(まったて)』と呼ばれる険しい上りで遍路泣かせ。修行の道場。納経はこの札所で授与、作法・時間は公式要確認。車道もあるが狭く急なため運転に注意。

四国八十八ヶ所28番大日寺

日本、〒781-5222 高知県香南市野市町母代寺476

香南市野市町、真言宗智山派の札所。本尊は金剛界大日如来。寺伝では聖武天皇の勅願で行基が大日如来を刻んで開創したと伝わり、本尊の木造大日如来坐像と脇仏の木造聖観音立像は国の重要文化財(収蔵庫に安置)。奥の院『爪彫薬師』は、弘法大師が楠の大木に爪で刻んだとされ、首から上の病に霊験があると信仰される。修行の道場。第29番国分寺とは別寺で混同注意。納経はこの札所で授与、時間は公式要確認。

国分寺

日本、〒783-0053 高知県南国市国分546

南国市国分、真言宗智山派の土佐国分寺。本尊は千手観世音菩薩。天平13年(741)聖武天皇の詔で行基が開創した国分寺の流れをくみ、後に弘法大師が訪れたと伝わる。境内全域が国の史跡で、本堂(金堂)は国の重要文化財。土佐日記の作者・紀貫之が国司として滞在した土佐の国府に近く、文学ゆかりの地でもある。修行の道場。第69番や徳島の同名寺と混同注意。納経はこの札所で授与、時間は公式要確認。落ち着いた境内。

善楽寺

日本、〒781-8131 高知県高知市一宮しなね2丁目23−11

高知市一宮、真言宗豊山派の札所で、土佐一宮(土佐神社)に隣接する。本尊は阿弥陀如来。寺伝では大同年間に弘法大師が一宮の別当寺として開創したと伝わる。明治の神仏分離で一度廃寺となり札所の扱いが安楽寺・国分寺へ移ったが、平成6年(1994)に善楽寺を第30番、安楽寺を奥の院とすることで決着した経緯をもつ。境内には首から上の病に霊験という梅見地蔵などを祀る。修行の道場。納経はこの札所で授与、時間は公式要確認。

竹林寺

日本、〒781-8125 高知県高知市五台山3577

土佐・修行の道場の札所。本尊は文殊菩薩で、四国霊場で唯一文殊菩薩を本尊とし、学問・知恵の寺として親しまれる。聖武天皇の勅願により行基が唐の五台山になぞらえて開創、のちに弘法大師が再興したと伝わる。五台山の山上に本堂・大師堂が建ち、名勝庭園や宝物館の仏像群も見どころ。各札所で納経を授与しており、作法や受付時間は公式情報の確認を。高知市街南東の五台山にあり車・バスでアクセスできる。

禅師峰寺

日本、〒783-0085 高知県南国市十市3084

土佐・修行の道場の札所。本尊は十一面観世音菩薩で、弘法大師が土佐沖の海上安全を祈願して刻んだと伝わり、漁民から「船魂観音」として信仰を集めてきた。寺伝では聖武天皇の勅願により行基が創建したとされる。土佐湾を見下ろす峰上に本堂・大師堂が建ち、奇岩の立つ境内からの眺望が知られる。各札所で納経を授与しており、作法や受付時間は公式情報を確認のこと。南国市の海沿いの丘陵にあり、隣接する31番・33番とあわせて巡りやすい。

雪蹊寺

日本、〒781-0270 高知県高知市長浜857−3

土佐・修行の道場の札所。本尊は薬師如来。弘法大師の開創と伝わり当初は真言宗だったが、戦国期に土佐領主・長宗我部元親の援助で再興され臨済宗に改められ、長宗我部家の菩提寺となった。元親の法号にちなみ雪蹊寺と称する。運慶・湛慶一門作と伝わる仏像群を蔵し、文化財として知られる。各札所で納経を授与しており、作法や受付時間は公式情報を確認のこと。高知市南部の長浜にあり、市街から車でアクセスしやすい。

種間寺

日本、〒781-0321 高知県高知市春野町秋山72

土佐・修行の道場の札所。本尊は薬師如来で、百済の工匠が海上安全を祈って刻んだと伝わる古像とされ、安産の薬師として信仰を集める。弘仁年間に弘法大師が訪れて本尊を安置し開創、唐から持ち帰った五穀を境内に蒔いたことが寺名の由来と伝わる。本堂・大師堂が静かな田園に建つ。各札所で納経を授与しており、作法や受付時間は公式情報を確認のこと。高知市春野町の平地にあり、車でのお参りがしやすい。

清瀧寺

日本、〒781-1104 高知県土佐市高岡町丁568−1

土佐・修行の道場の札所。本尊は薬師如来で、厄除けの寺として知られる。寺伝では行基が薬師如来を刻んで開基し、のちに弘法大師が修行したと伝わる。本堂前には高さ約12mの薬師如来像が立ち、胎内くぐりで厄除けを祈願できる。山腹に位置し、参道は車遍路でも狭く険しい区間がある。各札所で納経を授与しており、作法や受付時間は公式情報を確認のこと。土佐市の山あいにあり、麓から急な坂道を上る。

青龍寺

日本、〒781-1165 高知県土佐市宇佐町竜163

土佐・修行の道場の札所。本尊は波切不動明王で、入唐の際に暴風から弘法大師の船を救ったとの伝説にちなむ。寺伝では弘仁年間に弘法大師が開基したとされ、師・恵果が学んだ長安の青龍寺にちなむ寺名と伝わる。本堂へ続く急な石段は元横綱が稽古に使ったことでも知られる。各札所で納経を授与しており、作法や受付時間は公式情報を確認のこと。土佐市宇佐の半島部にあり、海辺の集落から石段を上ってお参りする。

岩本寺

日本、〒786-0004 高知県高岡郡四万十町茂串町3−13

土佐・修行の道場の札所。不動明王・観世音菩薩・阿弥陀如来・薬師如来・地蔵菩薩の五仏を本尊とする珍しい札所。天平年間に行基が開創し、のちに弘法大師ゆかりで五仏を祀ったと伝わる。本堂の天井には花鳥や人物など全国から寄せられた多数の絵が描かれ、現代的で個性的な雰囲気でも知られる。各札所で納経を授与しており、作法や受付時間は公式情報を確認のこと。四万十町窪川の市街地にあり、鉄道・車ともアクセスしやすい。

金剛福寺

日本、〒787-0315 高知県土佐清水市足摺岬214−1

土佐・修行の道場の札所で、四国最南端・足摺岬に建つ。本尊は三面千手観世音菩薩。弘仁年間、嵯峨天皇の勅願により弘法大師が太平洋に観音の浄土・補陀落を感得して開創したと伝わる。前の37番から80kmを超え、札所間で最長距離とされる修行の難所。広い境内や岬の絶景も見どころ。各札所で納経を授与しており、作法や受付時間は公式情報を確認のこと。土佐清水市の足摺岬にあり、長い行程を経てたどり着く。

延光寺

日本、〒788-0782 高知県宿毛市平田町中山390

土佐・修行の道場の最後の札所。本尊は薬師如来。寺伝では行基が開創し、のちに弘法大師が再興したと伝わる。境内の赤亀が竜宮から銅鐘を背負って戻ったとの伝説が寺名の由来とされ、延喜11年(911年)銘の銅鐘は土佐最古とされ国の重要文化財に指定されている。本堂・大師堂のほか赤亀の石像も親しまれる。各札所で納経を授与しており、作法や受付時間は公式情報を確認のこと。宿毛市の平地にあり、車でお参りしやすい。

③ 伊予・菩提の道場(愛媛)

観自在寺

日本、〒798-4110 愛媛県南宇和郡愛南町御荘平城2253−1

伊予・菩提の道場の最初の札所(真言宗大覚寺派)。本尊は薬師如来で、寺伝では弘法大師が大同2年(807年)、平城天皇の勅命でこの地を訪れ一木から本尊を刻んで開創したと伝わる。1番霊場から最も遠い位置にあることから「四国霊場の裏関所」と呼ばれる。本堂・大師堂が市街地に建つ。各札所で納経を授与しており、作法や受付時間は公式情報を確認のこと。愛媛県最南部の愛南町にあり、足摺方面からの長い行程の先に位置する。

第41番札所 龍光寺

日本、〒798-1115 愛媛県宇和島市三間町戸雁173

伊予・菩提の道場の札所。本尊は十一面観世音菩薩。寺伝では弘法大師がこの地で稲穂を持つ老翁(五穀の神)に出会い、稲荷の像を刻んで祀ったことに始まると伝わり、「三間のお稲荷さん」として親しまれる。神仏習合の名残を色濃く残し、山門が鳥居になっているのが特徴。本堂・大師堂が丘の中腹に建つ。各札所で納経を授与しており、作法や受付時間は公式情報を確認のこと。宇和島市三間の田園地帯にあり、隣接する42番とあわせて巡りやすい。

佛木寺 本堂

日本、〒798-1102 愛媛県宇和島市三間町 則 1683

伊予・菩提の道場の札所。本尊は大日如来。寺伝では弘法大師が牛を連れた老人に導かれ、楠の大木にかかった宝珠を見つけてこの地を聖地と感得し、楠で本尊を刻んで開創したと伝わる。家畜の守り仏として信仰され、境内には牛馬の安全を祈る家畜堂があり、わら草履や絵馬が多数奉納されている。茅葺きの鐘楼など趣ある堂宇も見どころ。各札所で納経を授与しており、作法や受付時間は公式情報を確認のこと。宇和島市三間にあり、41番から近い。

明石寺

日本、〒797-0007 愛媛県西予市宇和町明石205

伊予・菩提の道場の札所。本尊は千手観世音菩薩。起源は6世紀ごろにさかのぼると伝わる古刹で、822年ごろに弘法大師が訪れ諸堂を再興したとされる。1194年に源頼朝が阿弥陀如来像を奉納し、山号を源光山に改めたと伝わる。城郭を思わせる本堂や仁王門など重厚な堂宇が木立に囲まれて建ち、「あげいしさん」とも呼ばれ親しまれる。各札所で納経を授与しており、作法や受付時間は公式情報を確認のこと。西予市宇和町の山あいにある。

大寶寺

日本、〒791-1205 愛媛県上浮穴郡久万高原町菅生2−1173−2

伊予・菩提の道場の札所で、八十八ヶ所のほぼ中間にあたり「中札所」と呼ばれる折り返しの地。本尊は十一面観世音菩薩。寺伝では大宝年間(701年)の創建で寺名の由来とされ、のちに弘法大師が霊場の中札所と定めたと伝わる。標高約580mの山中にあり、杉の巨木に囲まれた荘厳な境内が広がる。本堂・大師堂のほか参道の杉並木も見どころ。各札所で納経を授与しており、作法や受付時間は公式情報を確認のこと。久万高原町の中心部近くにある。

岩屋寺

日本、〒791-1511 愛媛県上浮穴郡久万高原町七鳥1468

伊予・菩提の道場屈指の山岳霊場で、遍路の難所として知られる。本尊は不動明王。寺伝では弘法大師が法華仙人から山を譲り受け、木と石の不動明王を刻み、山そのものを本尊としたと伝わる珍しい札所。そそり立つ礫岩の岩壁と原生林に囲まれた寺域は国の名勝、大師堂は国の重要文化財に指定されている。参道入口から境内までは急な坂道を20分ほど上る。各札所で納経を授与しており、作法や受付時間は公式情報を確認のこと。久万高原町の山深い地にある。

浄瑠璃寺

日本、〒791-1133 愛媛県松山市浄瑠璃町282

伊予・菩提の道場の最初の寺。本尊は薬師如来で、和銅元年(708)行基の開基、大同2年(807)に弘法大師が再興したと伝わる。境内には仏足石・仏手石・説法石などが並び、樹齢千年級といわれる松山市天然記念物のイブキビャクシンが見どころ。納経は本札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。松山市郊外、伊予鉄バス浄瑠璃寺前などからアクセス。

八坂寺

日本、〒791-1133 愛媛県松山市浄瑠璃町773

本尊は阿弥陀如来(秘仏)。修験道の祖・役行者小角の開基と伝わる古刹で、八つの坂を切り開いた縁起や「いやさか」が寺名の由来とされる。本堂と大師堂の間に極楽・地獄を描いた閻魔堂があり、地下には多数の阿弥陀仏を祀る。46番浄瑠璃寺から徒歩圏内と近い。納経は本札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。

西林寺

日本、〒791-1111 愛媛県松山市高井町1007

本尊は十一面観世音菩薩(秘仏)。天平13年(741)行基の開基、大同2年(807)に弘法大師が国司とともに現在地へ移し伽藍を再興したと伝わる。本堂は江戸中期の再建。奥の院とされる杖ノ淵は弘法大師ゆかりの湧水で、日本名水百選にも数えられる。納経は本札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。松山市高井町に位置。

浄土寺

日本、〒790-0925 愛媛県松山市鷹子町1198

本尊は釈迦如来。天平勝宝年間の創建と伝わり、踊念仏で知られる空也上人がこの地に滞在したゆかりの寺。空也上人立像(口から六体の小仏が現れる像)は国指定重要文化財で、本堂も室町期再建の重要文化財。空也像の作例は当寺と京都・六波羅蜜寺などごく少数。納経は本札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。松山市鷹子町に位置。

繁多寺

日本、〒790-0912 愛媛県松山市畑寺町32

本尊は薬師如来。天平勝宝年間に行基が開いたと伝わる。松山市街を見下ろす淡路ヶ峠の中腹にあり、松山城や瀬戸内海まで望む展望が魅力。境内周辺は景観樹林保護地域で、桜・藤・紅葉の名所でもある。徳川家綱の念持仏と伝わる歓喜天を祀る聖天堂が見どころ。納経は本札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。松山市畑寺町に位置。

石手寺

日本、〒790-0852 愛媛県松山市石手2丁目9−21

道後温泉にほど近い伊予を代表する古刹。本尊は薬師如来。行基開基・弘仁年間に弘法大師が真言宗へ改めたと伝わる。文保2年(1318)建立の仁王門は国宝に指定され、三間一戸・二層の重厚な構えで知られる。衛門三郎伝説ゆかりの寺としても名高い。納経は本札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。道後散策とあわせて参拝しやすい。

第52番札所 龍雲山 護持院 太山寺

日本、〒799-2662 愛媛県松山市太山寺町1730

本尊は十一面観世音菩薩。真野長者の一夜建立の縁起が伝わり、天平11年(739)行基が本尊を刻んだとされる。鎌倉時代建立の本堂は和様・唐様・天竺様を折衷した大規模建築で、昭和31年(1956)に国宝指定。真言密教の本堂として屈指の規模を誇る。納経は本札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。松山市太山寺町に位置。

圓明寺

日本、〒799-2656 愛媛県松山市和気町1丁目182

本尊は阿弥陀如来。天平勝宝元年(749)行基の開基と伝わり、兵火焼失後の寛永10年(1633)に地元の豪族が現在地へ移し再建した。大師堂左奥には十字架形でマリア観音とおぼしき像を刻んだキリシタン灯籠があり、隠れキリシタンの信仰を伝えるとされる。納経は本札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。松山市和気町、伊予和気駅近く。

延命寺

日本、〒794-0081 愛媛県今治市阿方甲636

本尊は不動明王。養老4年(720)行基の開創、弘仁年間に弘法大師が再興したと伝わる。かつて円明寺と称したが、53番圓明寺との混同を避け延命寺を正式名とした経緯がある。山門は今治城の城門の一つを移したと伝わる。宝永元年(1704)鋳造の梵鐘は今治市有形文化財。納経は本札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。今治市阿方に位置。

南光坊

日本、〒794-0026 愛媛県今治市別宮町3丁目1

八十八ヶ所で唯一「坊」を寺号とする札所。本尊は大通智勝如来で、これも霊場で当寺のみ。大三島の大山祇神社の別宮を守る法楽所として建立された二十四坊の一つに由来し、明治の神仏分離で本尊が南光坊に移された。今治市街の別宮町に建ち、別宮大山祇神社に隣接。納経は本札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。

56番札所 泰山寺

日本、〒794-0064 愛媛県今治市小泉1丁目9−18

本尊は地蔵菩薩。弘仁6年(815)の頃、弘法大師が氾濫を繰り返す蒼社川の治水を祈り土砂加持の秘法を修したところ延命地蔵を感得し、これを本尊として刻んだと伝わる。修法の地に植えたとされる「不忘松」の伝承が残る。納経は本札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。今治市小泉の平地部に位置し参拝しやすい。

栄福寺

日本、〒794-0114 愛媛県今治市玉川町八幡甲200

本尊は阿弥陀如来。弘仁年間、弘法大師が府頭山で海上安全を祈り護摩を修したところ海中より阿弥陀如来が現れ、これを本尊として堂宇を建てたと伝わる。古来、海陸安全・福寿増長の祈願寺として信仰を集める。足の不自由な少年が平癒祈願に用いた箱車が奉納されている。納経は本札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。今治市玉川町に位置。

第58番札所作礼山千光院仙遊寺

日本、〒794-0113 愛媛県今治市玉川町別所甲483

本尊は千手観世音菩薩。天智天皇の勅願により伊予国主・越智守興が堂宇を建立したと伝わる。竜女が一刀三礼して本尊を彫ったとの伝承が山号「作礼山」の由来とされ、阿坊仙人が籠った縁起が寺名に残る。標高約300mの山上にあり、瀬戸内を望む。納経は本札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。今治市玉川町、参道は登りとなる。

伊予国分寺

日本、〒799-1533 愛媛県今治市国分4丁目1−33

聖武天皇の詔により全国に建てられた国分寺の一つで、伊予国分寺にあたる(同名の59番と53/54番周辺寺院の取り違えに注意)。真言律宗、金光山最勝院と号し、本尊は薬師瑠璃光如来。天平13年(741)頃の創建と伝わり、たびたびの兵火を経て再建された。東に旧塔跡の礎石(国史跡)が残る。納経は本札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。今治市国分に位置。

横峰寺

日本、〒799-1112 愛媛県西条市小松町石鎚2253

石鎚山系の北麓・標高約750mに建つ山岳霊場で、四国遍路屈指の難所「遍路ころがし」として知られる。本尊は大日如来。役行者が石鎚で蔵王権現を感得した縁起が伝わり、弘法大師が大日如来を刻んで本尊としたとされる。冬季は通行が制限される厳しい立地。納経は本札所で授与(作法・受付時間や通行可否は公式要確認)。西条市小松町に位置。

香園寺

日本、〒799-1102 愛媛県西条市小松町南川甲19

本尊は大日如来。寺伝では聖徳太子の開基とされ、弘法大師が難産の婦人を加持祈祷で救った縁起から「子安大師」「子安の弘法大師」と呼ばれ、安産・子育て・厄除に信仰を集める。大講堂は近代的な大型コンクリート建築で、本堂・大師堂をその内部に併せ持つ点が特徴的。納経は当札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。JR予讃線伊予小松駅から車で数分、いよ小松ICからもほど近い。

宝寿寺

日本、〒799-1101 愛媛県西条市小松町新屋敷428

本尊は十一面観世音菩薩。聖武天皇の勅願により創建された伊予一の宮の別当寺を起源とし、弘法大師が十一面観音像を刻んで本尊とし「宝寿寺」と改めたと伝わる。安産の観音として信仰される。札所のなかでは小ぢんまりとした境内。納経は当札所で授与(受付時間は変動の可能性があり公式要確認)。JR予讃線伊予小松駅から商店街を抜けて徒歩圏内、いよ小松ICからも至近の便利な立地。

吉祥寺

日本、〒793-0072 愛媛県西条市氷見乙1048

本尊は毘沙門天で、四国八十八ヶ所で毘沙門天を本尊とするのは当寺のみ。寺伝では弘仁年間に弘法大師が光を放つ霊木から毘沙門天・吉祥天・善膩師童子を刻み安置したのが起源という。境内には穴を杖で突いて願をかける「成就石」がある。納経は当札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。JR予讃線伊予氷見駅・石鎚山駅から徒歩圏、国道11号沿いでアクセスしやすい。

石鎚山別当寺 前神寺

日本、〒793-0053 愛媛県西条市洲之内甲1426

本尊は阿弥陀如来。霊峰・石鎚山を神体とする石鎚信仰(修験道)の総本山で、役行者(役小角)の開創と伝わり、石鎚山の麓に広い境内を構える。山岳信仰と結びついた荘厳な伽藍が見どころで、お遍路でも石鎚詣での拠点として知られる。納経は当札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。JR予讃線石鎚山駅から徒歩圏、いよ西条ICから車でアクセスしやすい。

三角寺

日本、〒799-0124 愛媛県四国中央市金田町三角寺甲75

本尊は十一面観世音菩薩で、子安・厄除の観音として信仰される。寺伝では行基の開基とされ、弘法大師が三角形の護摩壇を築き「降伏護摩の秘法」を修したのが寺名の由来と伝わる。伊予最後の札所で、本堂前まで急な石段が続く山中の難所として知られる。納経は当札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。松山自動車道三島川之江ICから車でアクセス、本堂手前は徒歩の登りとなる。

④ 讃岐・涅槃の道場(香川)

第66番札所 雲辺寺

日本、〒778-5251 徳島県三好市池田町白地ノロウチ−763

本尊は千手観世音菩薩。所在は徳島県三好市だが、霊場としては讃岐に属し「涅槃の道場」の打ち始めとなる関所寺。標高約900mの雲辺寺山上にあり八十八ヶ所で最も高い位置にあることで知られ、五百羅漢など見どころも多い。麓からはロープウェイで山頂へ上がれる。納経は当札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。ロープウェイ山頂駅から境内まで徒歩約10分、運行時間は公式要確認。

第67番札所 大興寺

日本、〒768-0101 香川県三豊市山本町辻4209

本尊は薬師如来。弘仁年間に弘法大師(空海)が創建したと伝わり、古くは奈良時代の草創ともいわれる。かつて真言・天台両宗の僧が学んだ歴史をもち、本堂を挟んで弘法大師堂と天台大師堂が並ぶのが特徴。地元では「小松尾寺」とも呼ばれる。仁王門前後の大樹も見どころ。納経は当札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。三豊市山本町に位置し、車でのアクセスが便利。

第68番札所神恵院

日本、〒768-0061 香川県観音寺市八幡町1丁目2−7

本尊は阿弥陀如来。69番観音寺とまったく同じ境内に建つ、四国霊場で唯一の「一寺二霊場」で、68番と69番の納経所も共通。明治の神仏分離で琴弾八幡宮の本地仏・阿弥陀如来を移して札所としたのが現在の形。本堂はコンクリート造の独特な意匠で知られる。琴弾公園の景勝地にあり、銭形砂絵「寛永通宝」も近い。納経時間・作法は公式要確認。JR観音寺駅から車で数分。

第69番札所観音寺

日本、〒768-0061 香川県観音寺市八幡町1丁目2−7

本尊は聖観世音菩薩。68番神恵院と同一境内に建つ一寺二霊場の一方で、起源は奈良時代の琴弾八幡宮の神宮寺にさかのぼる。弘法大師が伽藍を整え、自ら刻んだ聖観音を本尊として安置したと伝わる。朱塗りの本堂が見どころ。観音寺市の地名はこの寺に由来するとされる。納経は神恵院と共通の納経所で授与(時間・作法は公式要確認)。琴弾公園・銭形砂絵にも近く、JR観音寺駅から車で数分。

第七十番札所本山寺

日本、〒769-1506 香川県三豊市豊中町本山甲甲1445

本尊は馬頭観世音菩薩で、八十八ヶ所で馬頭観音を本尊とするのは当寺のみとされる。鎌倉時代建立の本堂は国宝に指定された名建築で、境内には五重塔もそびえる。弘法大師の創建と伝わり、財田川沿いの広い平地に伽藍が広がる。仁王門も重要文化財として知られる。納経は当札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。三豊市豊中町に位置し、JR本山駅から徒歩圏、車でのアクセスも容易。

弥谷寺

日本、〒767-0031 香川県三豊市三野町大見乙70

本尊は千手観世音菩薩。弥谷山の山腹にあり、本堂までは数百段に及ぶ急な石段が続く屈指の難所として知られる。岩壁に刻まれた磨崖仏が点在し、古来より死者の霊が集まる山と信じられた霊山の雰囲気をたたえる。行基の開創、弘法大師ゆかりの霊場と伝わる。納経は当札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。三豊市三野町に位置し、駐車場から本堂までは徒歩の登りが続く。

四国八十八ヶ所霊場 第七十二番 曼荼羅寺

日本、〒765-0061 香川県善通寺市吉原町1380−1

本尊は大日如来。弘法大師の出身氏族・佐伯氏の氏寺を起源とし、当初は世坂寺と称したと伝わる。空海が唐から請来した両界曼荼羅を奉納し、寺名を曼荼羅寺と改めたという。73番出釈迦寺と同じ我拝師山の麓に位置し、両寺は近接する。県指定文化財の聖観音立像を伝える。納経は当札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。善通寺市吉原町にあり、車でのアクセスが便利。

第七十三番札所 出釈迦寺

日本、〒765-0061 香川県善通寺市吉原町1091

本尊は釈迦如来。幼少の空海(真魚)が我拝師山の断崖から身を投げたところ釈迦如来と天女に抱きとめられたという「捨身ヶ嶽」の伝説で知られる。山上近くには奥の院(禅定)があり、捨身ヶ嶽は遥拝の聖地となっている。72番曼荼羅寺と近接する。境内からは讃岐平野の眺望が開ける。納経は当札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。善通寺市吉原町にあり、奥の院へは山道の登拝となる。

甲山寺

日本、〒765-0071 香川県善通寺市弘田町1765−1

本尊は薬師如来。弘法大師が毘沙門天の石像を岩窟に刻んで安置したと伝わり、満濃池の改修事業の成功を機に伽藍を整えたという縁起をもつ。境内には毘沙門天を祀る岩窟があり、うさぎにちなんだ瓦や石像が点在することでも親しまれる。72・73番と75番善通寺の中間に位置する。納経は当札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。善通寺市弘田町にあり、近隣札所と合わせて巡りやすい。

第七十五番札所 善通寺

日本、〒765-0003 香川県善通寺市善通寺町3丁目3−1

本尊は薬師如来。弘法大師(空海)誕生の地とされ、真言宗善通寺派の総本山で、高野山・東寺と並ぶ大師三大霊跡のひとつ。約4万5千平方mの広大な境内は、金堂や五重塔の建つ東院(伽藍)と、大師誕生の地に建つ御影堂を中心とした西院(誕生院)に分かれる。五重塔は重要文化財で高さ約43m。寺名は父・佐伯善通の名に由来すると伝わる。納経は当札所で授与(作法・受付時間は公式要確認)。JR善通寺駅から徒歩圏。

鶏足山 宝幢院 金倉寺

日本、〒765-0031 香川県善通寺市金蔵寺町1160

讃岐・涅槃の道場の一寺。本尊は薬師如来。宝亀5年(774)に和気道善が創建したと伝わり、後にその孫で天台寺門宗の宗祖・智証大師円珍がこの地で誕生したとされる、円珍ゆかりの寺。円珍が唐の青龍寺にならって伽藍を整えたという。鎌倉時代の絹本著色智証大師像(国指定重要文化財)を所蔵。乃木希典が一時滞在した縁の品々や「妻返しの松」でも知られる。本堂・大師堂で参拝し、各札所で納経・御朱印をいただける(作法・受付時間は公式確認)。JR金蔵寺駅から徒歩約5分とアクセス良好。

第七十七番札所 道隆寺

日本、〒764-0022 香川県仲多度郡多度津町北鴨1丁目3−30

本尊は薬師如来で、「眼なおし薬師」として目の信仰を集める。寺伝では和銅5年(712)、領主・和気道隆が光を放つ桑の大木で薬師如来を刻んだのが起源とされ、その子・朝祐が唐から帰朝した弘法大師に受戒し七堂伽藍を建立、父の名にちなみ「道隆寺」と号したと伝わる。境内の多数の観音像も見どころ。本堂・大師堂を巡拝し、各札所で納経・御朱印を受けられる(時間は公式要確認)。JR多度津駅から徒歩圏で、平地にあり歩き遍路にも回りやすい。

郷照寺

日本、〒769-0210 香川県綾歌郡宇多津町1435

本尊は阿弥陀如来。神亀2年(725)に行基が開いたと伝わり、弘仁年間に弘法大師がこの地で自像を刻み厄除を誓願したことから「厄除うたづ大師」として信仰を集める。後に時宗の開祖・一遍上人ゆかりの念仏道場が加わり、真言宗と時宗を併せ持つ四国札所では珍しい寺。瀬戸内を望む高台に建ち、本堂・大師堂のほか万体観音洞などが見どころ。各札所で納経・御朱印を受けられる(受付時間は公式確認)。JR宇多津駅から徒歩圏でアクセスしやすい。

天皇寺

日本、〒762-0021 香川県坂出市西庄町天皇1713ー2

本尊は十一面観世音菩薩。保元の乱で讃岐に配流され当地で崩御した崇徳上皇ゆかりの寺で、上皇を祀る社(現・白峯宮)の別当寺として「天皇寺」と称されたと伝わる。隣接する白峯宮との神仏習合の名残を今に伝え、三輪鳥居(三柱鳥居)が特徴的。本堂・大師堂を巡拝し、各札所で納経・御朱印をいただける(時間は公式要確認)。坂出市西庄町に位置し、八十場(やそば)の湧水も近い。JR八十場駅から徒歩圏でアクセスできる。

讃岐國分寺

日本、〒769-0102 香川県高松市国分寺町国分2065

聖武天皇の詔で全国に建立された国分寺の讃岐版で、現在の境内は創建当時の伽藍跡に重なり国の特別史跡。本尊は十一面千手観世音菩薩。本尊木造千手観音立像(平安時代)、本堂(鎌倉時代)、四国最古とされる銅鐘(平安時代)がいずれも国の重要文化財という、文化財の宝庫。広い境内に礎石が残り、往時の規模を伝える。本堂・大師堂で参拝し、各札所で納経・御朱印を受けられる(時間は公式確認)。高松市国分寺町にあり、JR国分駅から徒歩圏。同名の他県國分寺と混同に注意。

白峯寺

日本、〒762-0016 香川県坂出市青海町2635

五色台の白峯中腹、標高約270mに建つ山岳霊場。本尊は千手観世音菩薩。弘仁6年(815)に弘法大師が、後に甥の智証大師円珍が霊木で千手観音を刻んで本尊としたと伝わる。境内には崇徳上皇を祀る頓証寺殿があり、すぐ近くに上皇の御陵「崇徳天皇白峯陵」(宮内庁管理)が鎮まる。深い木立に包まれた静謐な空気が魅力。本堂・大師堂を巡拝し、各札所で納経・御朱印を受けられる(時間は公式要確認)。山上のため車・公共交通の便を事前確認したい。

根香寺

日本、〒761-8004 香川県高松市中山町1506

五色台の青峰に建つ山岳霊場。本尊は千手観世音菩薩で、智証大師円珍が霊木で刻んだと伝わる。弘法大師が五峰に五智如来を感得したとの縁起をもつ。古くこの地を荒らした怪物「牛鬼」を弓の名手・山田蔵人高清が退治したという牛鬼伝説で知られ、寺には牛鬼の角と伝わるものが残る。深い森に囲まれ、紅葉の名所としても名高い。本堂・大師堂を巡拝し、各札所で納経・御朱印を受けられる(時間は公式確認)。山上のためアクセスは事前確認を。

一宮寺

日本、〒761-8084 香川県高松市一宮町607

讃岐国一宮・田村神社に隣接する寺で、その別当寺として「一宮寺」と称されたと伝わる。本尊は聖観世音菩薩。大宝年間に義淵が開き、後に弘法大師が堂宇を整え本尊を安置したとされる。境内の薬師如来を祀る石の祠は、頭を入れると地獄の釜の音が聞こえ罪深い者は扉が閉まるという「地獄の釜」伝説で知られる。本堂・大師堂で参拝し、各札所で納経・御朱印を受けられる(時間は公式要確認)。高松市一宮町にあり、ことでん一宮駅から徒歩圏でアクセスしやすい。

四国霊場第84番札所 屋島寺

日本、〒761-0111 香川県高松市屋島東町1808

源平合戦の古戦場として名高い屋島の山上に建つ。本尊は十一面千手観世音菩薩(国指定重要文化財、平安時代)。天平勝宝6年(754)に来日した鑑真が当地を訪れ開創し、弟子が屋島寺と称したと伝わる。本堂(江戸時代再建)や梵鐘も国の重要文化財で、宝物館では寺宝を拝観できる。日本三名狸の一・太三郎狸を祀る蓑山大明神も親しまれる。本堂・大師堂を巡拝し、各札所で納経・御朱印を受けられる(時間は公式確認)。屋島山上にあり、瀬戸内海の眺望も見事。

四国霊場第85番札所 八栗寺

日本、〒761-0121 香川県高松市牟礼町牟礼3416

奇峰・五剣山(標高約375m、宝永の地震で東峰が崩れ現在は四峰)の中腹に建つ山岳霊場。本尊は聖観世音菩薩。弘法大師ゆかりと伝わり、商売繁盛・縁結びの「八栗の聖天さん」(歓喜天を祀る聖天堂)で広く信仰を集める。麓からケーブルカーで山上近くまで上がれるため、急坂を避けて参拝できるのも特徴。本堂・大師堂・聖天堂を巡拝し、各札所で納経・御朱印を受けられる(時間は公式要確認)。高松市牟礼町にあり、屋島・庵治方面とあわせて巡れる。

第86番札所 志度寺

日本、〒769-2101 香川県さぬき市志度1102

推古天皇の時代に創建されたと伝わる、四国札所でも屈指の古刹。本尊は十一面観世音菩薩(脇侍とともに国指定重要文化財)。高松藩初代藩主・松平頼重が再建した本堂や、境内の五重塔も見どころ。竜宮に奪われた宝珠を海女が命がけで取り返したという「海女の玉取り伝説」が伝わり、謡曲「海士」の舞台としても知られる。本堂・大師堂を巡拝し、各札所で納経・御朱印を受けられる(時間は公式確認)。さぬき市志度にあり、ことでん志度駅・JR志度駅から徒歩圏。

第87番札所 長尾寺

日本、〒769-2302 香川県さぬき市長尾西653

結願の大窪寺を控えた平地の札所。本尊は聖観世音菩薩で、行基が霊木で刻んだと伝わる(聖徳太子開創説もある)。門前に立つ鎌倉時代の経幢(きょうどう)二基は国の重要文化財。源義経の愛妾・静御前が母とともに当寺で得度したと伝わり、剃髪塚などの遺跡が残る。正月の大会陽(おおえよう)行事でも知られる。本堂・大師堂を巡拝し、各札所で納経・御朱印を受けられる(時間は公式要確認)。さぬき市長尾にあり、ことでん長尾駅から徒歩圏でアクセスしやすい。

大窪寺

日本、〒769-2306 香川県さぬき市多和兼割96

八十八ヶ所を巡り終える満願・結願(けちがん)の寺。本尊は薬師如来。養老年間に行基が開き、後に弘法大師が当地で修行し堂宇を整えたと伝わる。古くから女性の参詣を許したことから「女人高野」とも呼ばれる。徳島県境に近い矢筈山の麓に建ち、深山の趣きが結願の地にふさわしい。巡礼を終えた人が金剛杖を奉納する習わしがあり、納められた杖は火を焚く法要で供養される。本堂・大師堂を巡拝し、各札所で納経・御朱印を受けられる(時間は公式確認)。山あいのためアクセスは事前確認を。

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